群馬県前橋市の10年間の総合計画の取り組み状況を検証するための有識者会議が開かれました。
有識者会議は2018年度から10年間の前橋市総合計画のうち重点事業の取り組み状況について評価・検証するために開かれたものです。今回は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため出席者11人のうち座長で共愛学園前橋国際大学の大森昭生学長をはじめ9人がリモートで参加しました。会議ではまず事務局から昨年度の事業評価やコロナ禍で実施された事業の事例などが説明されました。
説明によりますと昨年度の53の重点事業のうち7割を超える40の事業が計画通り順調に進んでいる一方13の事業がコロナの影響などで活動が縮小したり停滞したりしています。また、コロナ禍でも創意工夫をした事業として利用者が減少している公民館で講座学習の代替えとして筋トレや料理の動画を作成し市民の学びを継続させている事例などが紹介されました。
説明を受けて委員からは「動画の再生回数だけではなくその結果どのような効果が表れているのか検証が必要なのでは」といった意見が出されました。この他、外国人との共生の在り方や移住促進に関する情報発信の仕方などについても様々な意見が出されました。
有識者会議の意見を踏まえて市は、「行政評価報告書」を作成し来月下旬にホームページで公表します。